はじめに|カラコンで目が赤くなるのは“危険信号”
カラコンを使っていて「なんだか目が赤い…」と感じたことはありませんか?その赤み、単なる疲れ目ではなく目のSOSサインかもしれません。
本記事では、カラコン使用時に目が赤くなる5つの主な原因と、今すぐできる具体的な対処法・予防法をご紹介します。
なぜ目が赤くなるのか?カラコン使用時の5つの主な原因
装用時間が長すぎる
カラコンの長時間使用は、目に必要な酸素供給を妨げます。
角膜が酸欠状態になると、血管が拡張し赤く充血します。1日8時間以内を目安に、適切な装用時間を守ることが大切です。
乾燥によるドライアイ
カラコンをつけると涙の流れが妨げられ、目の表面が乾燥しやすくなります。
ドライアイ体質の人は特に赤みや違和感を感じやすいため、こまめな保湿が必要です。
カラコンの汚れ・傷・劣化
レンズに付着したタンパク汚れや微細な傷は、角膜に直接刺激を与えます。
定期的な交換と、正しい洗浄方法の実践が不可欠です。
目に合っていないサイズ・度数
BC(ベースカーブ)やサイズが合っていないカラコンを無理に使用すると、摩擦が起きて赤くなることがあります。
必ず眼科で処方されたデータに基づいたカラコンを選びましょう。
アレルギーや感染症の可能性
目の赤みがアレルギー反応や細菌感染のサインである場合もあります。
特に目やにや痛み、視界のかすみなどを伴う場合は、ただちに眼科を受診しましょう。
【応急処置】目が赤くなったときにすぐやるべき対策
装用をすぐに中止する
赤みや違和感を感じたら、即座にカラコンを外すのが第一です。
無理に使い続けると、症状が悪化する恐れがあります。
人工涙液で目を保湿
目の乾燥を感じたら、市販の防腐剤フリーの人工涙液を使用しましょう。
目の表面に潤いを与え、赤みや不快感を緩和します。
コンタクトの洗浄確認
使用したレンズに傷や汚れがないか確認し、適切な方法でこすり洗いを行ってください。
再使用はせず、新しいレンズに替えるのが理想です。
症状が長引く場合は眼科へ
赤みが2日以上続いたり、痛み・視界のぼやけがある場合は、自己判断せず眼科を受診してください。
重大な眼病の初期症状である可能性もあります。
【予防法】今後赤くならないためにできる5つのこと
装用時間を守る
1日8時間以内、就寝前には必ず外すなど、目に優しい装用時間を守りましょう。
毎日の洗浄と正しい保存
ケアが雑だと、レンズに細菌が繁殖します。
こすり洗いと保存液の交換を毎回確実に行うことが予防の基本です。
定期的な眼科検診
異常がなくても、3ヶ月〜半年に1回は眼科でチェックしましょう。
目の状態やカラコンとの相性を確認できます。
信頼できるメーカーを選ぶ
「安いから」「かわいいから」だけで選ばず、医療機器認定済みのブランドを選びましょう。
厚生労働省の承認を受けた製品であれば、安全性が高いです。
目の乾燥対策(目薬・加湿など)
乾燥しやすい季節や空調の効いた室内では、加湿器を使ったり、目薬で潤いを補給しましょう。
よくある質問
少し赤いだけなら使い続けてもいい?
絶対にNGです。目の充血は異常のサイン。原因がわかるまで装用を控えてください。
冷やせば治る?
一時的に充血が引くこともありますが、根本解決にはなりません。対処後も症状が続けば眼科を受診してください。
カラコンを外すと赤みが引くのは問題ない?
早く引くのは良い兆候ですが、頻繁に赤くなる場合は、使用自体を見直す必要があります。
まとめ|目の健康を守りながらカラコンを楽しもう
カラコンはおしゃれを楽しむための便利なアイテムですが、使い方を間違えると目に深刻なダメージを与えかねません。
正しい知識とケアを実践すれば、赤みや違和感を防ぎつつ安全に使い続けられます。自分の目を最優先に考えた使い方を心がけましょう。